高倉研究室・博士前期課程2年の畠中美伽さんが、第36回日本環境動物昆虫学会年次大会において「優秀講演発表賞」を受賞しました

2024年11月16日~17日に関西大学(吹田市)において開催された第36回日本環境動物昆虫学会年次大会において、本学大学院環境科学研究科環境動態学専攻博士前期課程2回生の畠中美伽さんが、「優秀講演発表賞」を受賞しました。本賞は年次大会で発表された若手研究者による研究の中から、特に優れたものを選び表彰するものです。

研究発表の概要

発表者

畠中美伽

発表題目

「在来メダカ2種における種間交雑の行動メカニズムとその影響」

発表の内容について

人為的な放流による種間や種内での交雑が、様々な生物で問題となっています。このような交雑により外来種の遺伝子が広がっていくメカニズムは、多くの生物で明らかになっていません。この研究では、日本産の2種のメダカ、ミナミメダカとキタノメダカの間で生じる交雑現象を行動学的に分析し、ミナミメダカの分布域にキタノメダカが放流された場合に外来遺伝子が広がりやすいこと、その要因の一つがキタノメダカのオスによる盛んな求愛行動にあることを明らかにしました。