生年月日 | 1978年7月 大阪府出身 |
職名 | 准教授 |
研究室 | B5-304 |
内線 | 8328 |
izumitsu.k@ses.usp.ac.jp | |
専門分野 | 菌類分子遺伝学、植物病理学、農薬科学 |
担当科目 | 微生物学特論(院)、生物統計学、生物資源管理学実験・実習Ⅳ、環境フィールドワークⅡ&Ⅲ |
Webサイト | 本学研究者情報 |
研究概要
微生物と植物の“共生関係”や“寄生関係”を解き明かす研究をすすめています。主に分子遺伝学的な研究手法を用いていますが,「純粋に微生物に興味がある人」や「微生物と植物の相互作用を研究してみたい人」を歓迎します。
微生物は長い歴史の中で,あるものは生きた植物に感染する寄生者(病原菌)へ,あるものは生きた植物と共に生きる共生者(共生菌)へと進化を遂げてきたと考えられています。私たち人間の視点から見てみると,前者は作物生産などにおいて大きな問題になる病原微生物であり,後者は利用価値の高い有用微生物ととらえる事が出来ます。
本研究室では、微生物と植物の相互作用の研究を通じて、作物保護や新しい微生物利用などの応用を目指しています。
具体的には以下のようなテーマを中心に研究をすすめています。
(1)植物病原性メカニズムの解明
植物病原菌は植物の表面で何を感じ,どのように考え,行動しているのでしょうか?世界的に重要な植物病原菌である灰色かび病菌やトウモロコシごま葉枯病菌、ウリ類炭疸病菌などを用いて,植物病原菌が普遍的に利用している感染メカニズムの解明をすすめていきます。
(2)菌根共生メカニズムの解明
地球環境において最も重要な共生系の1つである“菌根共生メカニズム”の解明に取り組んでいます。具体的には,外生菌根菌ホンシメジと宿主植物アカマツをモデルに,ミクロな視点から共生メカニズムの「鍵」となる現象の解明をすすめています。
(3)他のテーマ
植物保護を目的として,新規殺菌剤(農薬)の作用点研究もすすめています。また,そのほかにも興味深い微生物をテーマにメカニズムの解明および応用利用をすすめていく予定です。
教育方針(研究室の運営)
学生さんと一緒に学び、過ごす時間を大切にしています。