泉津研究室・博士前期課程2年の森結香さんが、令和6年度日本植物病理学会大会において「学生優秀発表賞」を受賞しました
3月13日~15日に仙台国際センター(仙台市)において開催された令和6年度日本植物病理学会大会において、本学大学院環境科学研究科環境動態学専攻博士前期課程2回生の森結香さん(指導教員 泉津弘佑・准教授)が、「学生優秀発表賞」を受賞しました。
■研究発表の概要
<著 者>
森結香, 中山裕之進, 猪花美月, 冠ひかり, 和田涼香, 重吉沙衣, 住田卓也, 入江俊一, 池田健一, 泉津弘佑
<題 目>
「遺伝子喪失に基づくゲノム比較法から見出したCACP1は植物病原菌で進化的に保存された付着器侵入因子である」
<発表の内容>
「遺伝子喪失に基づくゲノム比較法」と命名した新しい手法を用いて特定したCACP1遺伝子は、子嚢菌・チャワンタケ亜門に属する多様な植物病原菌において共通する付着器侵入因子であることを明らかとしました。今回の研究により、デボン紀以前(3億6000万年以上前)に存在した付着器侵入の共通祖先(Common Ancestor of Cuticular Penetration)から現存する植物病原菌へと進化的に受け継がれたシステムが存在することが強く示唆されました。